鍼の効果 その1 鎮痛効果とそのメカニズム
今回は鍼治療の基礎である鍼の効果・メカニズムのうちの1つ、鎮痛効果についてお話します。
諸説色々ありますが、1番オーソドックスなものは皮膚や筋肉に鍼で感覚刺激を与え中枢神経内(脳)に鎮痛物質(内因性オピオイド)を放出させ痛みを軽減させるというものです。
また鍼の刺激は脊髄で痛みを反射性にブロックをかける事もできます。
この鎮痛効果について患者さんに説明する場合、専門的な話をしても理解を得られない事は現場で多いです。
なので例えば、手や足を何処かにぶつけて痛い時に他の身体の箇所を叩くと痛みが和らぐ、子供の頃に転んで何処かをぶつけた時にに親にさすってもらうと痛みが和らぐなどは鍼の効果のメカニズムと似てると言えば分かりやすいと思います。
この様な日常で経験した事のある現象を鍼治療はピンポイントかつ、人為的に起こす事の出来る素晴らしい治療法なのです。
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