鍼の効果 その4 遠隔治療とそのメカニズム

鍼灸治療において遠隔治療は患者さんにとって不思議でインパクトのある治療法です。

首を触らず寝違えを軽減させたり、腰を触らずに腰の可動を改善する事ができます。

遠隔治療の精度を上げる事で患者さんの信頼度はとても上がります。

今日はそんな患者さんの心を掴む遠隔治療の効果、メカニズムについてお話します。






遠隔治療のメカニズムの説明はまず解剖学的な理論と東洋医学的理論の2つの違った視点でどちらも説明できます。

まず、解剖学的理論ですがそれは筋膜です。

筋膜は名前の通り筋肉を覆っている膜です。

これは頭のてっぺんからつま先まで繋がっています。

つまり筋膜の繋がりを考えて鍼治療をすれば手のツボで首の寝違えを軽減させれるという事です。


次に東洋医学的理論ではそれは経絡です。

ツボとツボは点と点が繋がり線になりいわゆる経絡となります。

手の経絡は点と点を繋げていくと首の方に繋がります。

なので手のツボに鍼治療をすると首の寝違えを軽減できるという事です。

身体の不調、痛みの改善は局所以外でも治せるという事です。


筋膜や経絡の細かい説明はまたの機会に詳しくお話します。

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