肩関節11 五十肩 症状

今日も日頃柔道整復師が出会う怪我についてお話ししていきたいと思います。五十肩の症状についてお話しします。


五十肩の発病の仕方としては急に出現するパターンと徐々に出現するパターンがあります。多くは徐々に症状が現れるのが多いです。

多い症状として

1肩関節の痛みと可動域制限

2結髪動作、結帯動作の制限

3夜間痛

などがよく見られる症状です。また極端な筋萎縮や腫脹などが見られないのも特徴です。


五十肩は大きく分けて3つの病期に分けることができます。

1炎症期

痛みが昼夜問わずあり衣服の着脱などの日常生活に支障をきたすことが多いです。この時期の運動制限は痛みによるものが大きいです。


2拘縮期

人によっては3〜12ヶ月にも及ぶ人もいます。この時期は可動域内で日常生活を送るようになり、髪を洗ったり衣服の着脱が不便だったりします。この時期の運動制限は組織の癒着や拘縮によるものが大きいです。痛みは炎症期に比べて落ち着いているが、ふとした時に痛みが出ることが多く、寝返りで起きてしまうことも多いです。


3解氷期

拘縮が次第に寛解してくる時期で、少しずつ痛みや可動域制限がなくなってくる時期です。


今日のポイント

五十肩は人によっては長期化することもあるのでしっかりと病態を頭に入れておく必要がある。

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