2018.07.27 10:00肩関節11 五十肩 症状今日も日頃柔道整復師が出会う怪我についてお話ししていきたいと思います。五十肩の症状についてお話しします。五十肩の発病の仕方としては急に出現するパターンと徐々に出現するパターンがあります。多くは徐々に症状が現れるのが多いです。多い症状として1肩関節の痛みと可動域制限2結髪動作、結帯...
2018.07.25 10:00肩関節10 五十肩 原因 今日も日頃柔道整復師が出会う怪我についてお話ししていきたいと思います。中高年者を中心に、明らかな外傷なく生じる肩の疼痛と関節拘縮を主症状とする疾患です。特に年齢を限定せず同じような症状を指す場合は肩関節周囲炎とも呼ばれます。加齢による軟部組織の退行性変性を基盤に滑液ほうや肩関節に...
2018.07.17 10:00肩関節7 上腕二頭筋腱損傷の解剖今日も臨床で遭遇することの多い肩関節の怪我についてお話しします。前回まで腱板損傷のお話をしていましたが、上腕二頭筋腱損傷も多い怪我です。上腕二頭筋腱の長頭腱は肩関節内を通過して結節間溝でその走行を急激に変えるため、機械的刺激を受けやすく損傷しやすいです。また中年以降では腱板損傷と...
2018.07.12 12:30肩関節6 治療法今日も肩関節における臨床で必要な知識を紹介します。初期は疼痛回避を目的とした固定や物理療法を行います。三角巾と外転副子での固定やアイシングなどを行います。しかし最近の研究ではアイシングの効能について様々な見解があります。昔はアイシングを初期の怪我では推奨していましたが、最近はアイ...
2018.07.10 12:00肩関節5 腱板損傷 診断方法今回も腱板損傷についてお話しします。前回は原因をお話ししたので、今回は腱板損傷の診断方法です。一番わかりやすいのは挙上時に痛みが出現し、ペインフルアークサインが認められることです。60度から120度の角度で痛みが出現します。また、上腕内旋位で挙上すると痛みが出現するインピンジメン...
2018.07.01 23:40肩関節2解剖今回も臨床で知っておくべき最低限の解剖学についてお話しします。肩関節は肩甲骨と上腕骨との間の関節で、運動範囲が非常に大きい関節です。関節の構造的に関節窩が骨頭に対して不釣り合いに小さく、安定性は軟部組織(間接包、関節唇、靭帯、腱板など)に依存しています。関節窩の大きさは骨頭の1/...